産業用パソコンFC-20X|電源が入らない症状の修理依頼
こんにちは、滋賀ビジネスPCの岡本です。
東京都の産業機械を取り扱っておられる企業様より「FC-20Xが突然の電源断が発生し、その後起動もできなくなった」という事例で修理依頼をいただきました。
ご相談内容
お客様より事前にご相談いただいた際の症状は、「作業中に電源が突然落ちて、そのまま起動しなくなった」というものでした。
診断と修理内容
弊社へご郵送にてPC本体をお預かりし、内部診断を実施いたしました。
電源ユニットの故障を疑われるケースですが、詳細な診断を行った結果、電源ユニット自体は正常であることが判明しました。
その結果、マザーボードに通電不良があることを確認しました。
このような症状は、コンデンサの劣化や基板上の微細な断線など、見た目では判断がつきにくい不具合が原因となることもあります。
今回は、弊社が保有する動作確認済みのマザーボードへ交換対応を実施し、OSの起動・動作確認を含め、すべてのチェックを終えてから納品いたしました。

整備済み品のFC-20Xのマザーボード

OSの起動を確認
フロントフィルターも同時交換
修理中の内部確認にて、フロントフィルターの劣化も確認できたため、こちらも新品のフィルターへ交換しております。
産業用PCにとって、冷却効率の低下は命取りとなることがあります。フィルターの目詰まりや劣化は、知らぬ間に内部温度を上昇させ、電子部品の寿命を大幅に縮めてしまうリスクがあります。

フロントフィルターの劣化を確認

フロントフィルターの交換後
安定稼働のためにできること
今回のような突然のトラブルは、長年使用してきた機器ほど発生しやすくなります。
部品単体の寿命だけでなく、
・長年の熱や振動の蓄積
・粉塵環境での稼働
・電源投入回数の蓄積
なども影響するため、予兆なく壊れることも珍しくありません。
点検や事前相談も承っております
「少し気になる挙動があるけど、まだ動いてるから…」
といったお悩みでも、お気軽にご相談ください。
弊社では、
•修理対応
•予防保守
•部品在庫のご相談
•代替機の先出しサービス(法人様向け)
なども柔軟に対応しております。
止められない現場のために私たちは、産業用PCの安定稼働を陰から支えるパートナーであり続けます。
気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。


