NEC FC98-NX FC-E18M 電源が入らない症状の修理依頼
今回は、NEC FC98-NX「FC-E18M」にて、電源ボタンを押しても起動しないというトラブルで修理のご相談をいただきました。
ご相談いただいた症状
お客様からは、FC-E18Mの電源ボタンを押しても起動しないとのことで、弊社にて本体をお預かりし、初期診断を実施しました。
「電源が入らない」という症状の場合、電源ユニットをはじめ複数の原因が考えられるため、実機の状態を確認しながら故障箇所を切り分けていきます。
初期診断でマザーボードの故障を確認
診断を行った結果、今回はマザーボードの故障が原因であることが判明しました。

故障マザーボード
マザーボードの交換対応を行った後、弊社の検証環境にて起動および動作確認を実施。
パソコン本体については、正常に起動・動作する状態まで復旧していることを確認できました。
お客様のHDDにも不良セクタを確認
一方で、今回お預かりしたお客様のハードディスクに不良セクタが発生していることも確認されました。

不良セクタが発生したハードディスク
ハードディスクに不良セクタが発生すると、OSが正常に起動しない、動作が不安定になる、データの読み書きに問題が発生するなど、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。
そのため、マザーボードを修理するだけでは、従来の環境で正常に使用できない状態となっていました。
予備HDDにて正常稼働を確認
お客様に状況をご報告し、お客様が保有されていた予備のハードディスクを使用して動作をご確認いただきました。
その後、FC-E18Mが正常に起動し、実際の使用環境でも問題なく稼働できているとのご報告をいただき、今回の修理対応は完了となりました。
古い産業用PCでは複数部品の劣化にも注意が必要です
長期間使用されている産業用パソコンでは、一つの部品を修理した後に、別の部品の経年劣化が見つかることがあります。
特にHDDを搭載した古い設備では、パソコン本体だけでなくストレージの状態についても注意が必要です。
生産設備や検査装置では、PCが故障してから対応しようとしても、既存のシステム環境をすぐに再構築できない場合があります。
正常に稼働しているうちに予備HDDやバックアップ、予備機などを準備しておくことも、設備を長く使用するための重要な対策となります。
弊社では、NEC FC98-NXシリーズをはじめとした古い産業用パソコンについて、修理・部品交換・予備機などのご相談を承っております。
メーカー保守が終了した産業用パソコンについても、交換可能な部品が確保できる場合には修理できる可能性があります。


